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はり・灸治療とは・・・
はり・灸治療は経絡構造を基礎にして、その上に築かれています。
経絡には生命のエネルギーである
気
血
が流れ、全身をくまなく栄養するとともに、体の細胞、器官、臓器、体液、内分泌をコントロールしています。
経絡はまた、刺激伝達のルートであり、はり・灸の刺激を体の各部に伝達します。
体に不調が生ずると、不調は気の流れの変動となって経絡上に現れます。経絡の変動は、そのまま診察、診断の場となり、また治療の場にもなります。したがって、気の流れが滞っていれば流れを良くし、気が余っていればこれを取り除いて、気の流れを改善し、
陰
陽
のバランス
をはかることが、はり・灸の基本になります。
肩こり・腰痛治療など。 美容鍼灸。 日本製使い捨て鍼を使用しているので安全です。
はり・灸治療の特徴・・・
薬など飲まないで、はり・灸だけで、なぜ体の不調が改善されるのでしょうか?
体の情報系の発見
生体の働きには活動系と
情報系
の二つの系があると考えられます。
活動系は体の活動に直接かかわる系で、筋肉の運動・呼吸・血行・消化などが
あります。生体エネルギーの大部分はこの系で作られ、消費されています。
情報系は、この活動系の活動状態を知り、最も効率よく活動ができるように制御
統制する系で、自律神経や体性神経及び内分泌系がこれに相当します。
機能的疾患は体の使い方の偏りや、間違いによって生ずるものであり、
生体エネルギーの偏り
を意味します。したがって機能的疾患を改善するには
エネルギーの調整
を必要とします。エネルギーは
非物質で目にはみえません。西洋医学でこのエネルギーを扱う場合には、どうしても可視的にならざるを
得ませんので扱う量が大きくなってしまいます。薬物などの物質で活動系のエネルギーを直接調整しよう
とすると、反対方向に大きなエネルギーを必要とします。反対方向の大きなエネルギーは生体にとっての
ダメージも大きくなります。
中国医学では目に見えない“
気
”と言う情報系の存在を古くから知っており、また、
この “気”が自律神経や内分泌の調整、免疫力の向上など生命のエネルギーと深く
結びつ いてることも発見しました。 はり・灸治療は生体の活動系に直接介入せずに、
“気”という情報系に介入することで活動系の不調を改善しようとする治療方法です。
そして、どうしたら最小の介入(刺激)で最大の効果が出せるのかを研究してきた
治療法といえます。
はり・灸が「体にやさしい」と言われる所以はこのためなのでしょう
はり・灸と体の調整
内臓に疾患があると、皮膚に知覚過敏や冷え、鳥肌、シミ、委縮が現れたり筋肉にコリが現れることがあります。胃潰瘍のときに背中の中央部左側あたりに現れる圧痛は一般によく知られている事実です。このような現象を「
内蔵体表反射
」といい、自律神経の働きによるものです。一方、体の表面を刺激するとその刺激は今度は逆に、内臓に反射作用を及ぼします。「
体表内臓反射
」といいます。
内臓に及ぼす作用には、運動性蠕動、収縮)、知覚性(過敏、鈍麻)分泌性(亢進、抑制)、代謝性ならびに血管運動性(小動脈の拡張、収縮)などがあり、内臓の働きが影響を受けます。したがって、体表面の特定の場所に鍼や灸をすることにより内臓の機能が調整されるわけです。
このような体表面の特定の場所が
ツボ
(経穴)とよばれている場所なのです。
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